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2012年8月10日金曜日

ガイダンス

末次です。

昨日は、ちょっと早いのですが、出発前ガイダンスでした。

でも、学内で大きな入試を行っていたので、いつもの教室が使えなくて、図書館である情報館のセミナー室を使いました。

直前まで締め切っていた部屋に空気を入れようと窓を開けようとすると、そこに「蜂が入るので開けないで下さい」とあるではないですか。

田舎の出身で、冷房が苦手な私は、蜂がなんだっ、と窓を開けると、「開けないで下さい」と、司書さんに怒られました(>_<)

仕方がないので、冷房を入れてガイダンスを始めました。夏休みの最中にわざわざ出てきてくれたメンバーは、奄美大島への熱意で、私の話を静かに聞いていてくれたのですが、40〜50分ほど経つ頃、ふと気付くと、部屋が異様に暑いことに気付きました。

なんと、冷房が止まっていました。どうも、学生の様子がおかしいわけです。この教室を前期使っていたのですが、ぐうぜん壊れてしまったようです。スイッチをオンにしていた時は風も出ていたのですが、いつのまにか止まっていました。

夏の真っ最中、締め切った部屋で話しを聞いてくれていたメンバーたちは、写真の通り、ぐったりしています。私も、異様に汗ばんでいました。職場の部屋でも、いつも冷房を使わない私は気付かなかったのでした。それで早々とガイダンスを切り上げたのです。

メンバーに申し訳ないことをしました。

さてさて、いよいよ、あとは現地に旅立つのみ。学生も、とても楽しみにしています。

次の投稿は、空港になるでしょうか、あるいは、奄美からになるでしょうか。

2012年7月20日金曜日

グループの顔合わせ


末次です。


本日は、事前学習最後の時間です。


よって、グループ毎の顔合わせを行いました。


今回のグループは、
   
■ハブ製品制作 2人
■海の自然観察 5人
■奄美黒糖焼酎醸造体験 2人
■カメラから見た奄美 7人
■三線職人の島シマ唄教室 2人
■映像から見る奄美 3人

の6つです。


上記写真の右端でピースをしているのは、参加者が一番多い写真グループの学生達です。どうも、いちばん元気なグループなようです。メンバーも、いきなり打ち解けていました。

2年前には希望者が居なかった「海の自然観察」班も、今回は希望者が居て、みんなとても楽しみにしています。講師の興さんは、奄美の海を知り尽くした方です。どんな自然体験になるのか、とても楽しみです。

また、今年はじめてできたグループの「映像から見る奄美」班も、本格的な機材を利用しての撮影となります。どんな映像ができあがるのか、楽しみです。お世話になるコシマプロダクションは、奄美の映像を撮り続けているところですので、学生をどのように導いて下さるのか、とても楽しみです。

現地ではグループとして、2日間一緒に行動するので、本日は、お互いの顔と名前を一致させておくことが目的です。すでに事前授業を一緒に受けてきた仲間ですから、グループになってもすぐに打ち解けていました。


さて、あとは、出発前のガイダンスを経て、いよいよ奄美大島に向かいます。 

2012年7月13日金曜日

Jpopから島唄へ

末次です。

本日の事前授業では、参加メンバーに、奄美の島唄の世界に触れてもらいました。

まず、NHKの『SONGS』、元ちとせの回を観てもらい、J-popと島唄の関係について知ってもらいました。なんといっても、元ちとせさんは、奄美の島唄を世に知らしめるきっかけとなってくれた方です。

そして、そのあと、中村瑞希&ハシケンの『TSUMUGI』、朝崎郁恵の『海美』、中村瑞希の『Kafu』、前山真吾の『星降ル島ヌ唄』というように、J-popから、これの背景にある、奄美の島唄へと、だんだん近づけていってみました。

いきなりでは、今の学生には取っつきにくいかも知れない島唄の世界を、J-popの世界から入ってみることで、少しでも身近に感じて欲しいと思ったからです。

講義後の感想の1つは、島唄を聴いていると、気持ちよくなって、眠くなるというものでした。日本のうたの古層を伝えるとされる(『奄美島唄の世界』)奄美の島唄に反応する学生たちの奥底にも、日本の、アジアの唄表現が眠っていて、それが少し呼び起こされるのかも知れません。

奄美現地では、そういった文化のつながりを、少しでも感じてもらえれば、うれしいです。

2012年7月6日金曜日

シャーマニズム

末次です。

本日の授業は、このプロジェクト演習を私とともに担当していただいている、申昌浩先生から、奄美大島に深く根付いているシャーマニズムの話をしていただきました。

宗教学がご専門の申さんは、ジブリ作品の、『風の谷のナウシカ』(左の写真)、『となりトトロ』、『もののけ姫』などから説き起こし、人間が自然と直接向き合うことから始まったアニミズムの世界から、文化としてのシャーマニズムにいたるまで、具体的で、身近な用例を引用しながら、お話しをして下さいました。

申先生は、本来韓国の現代宗教を中心に研究されている方ですが、同行していただくので、私がシャーマニズムから奄美にふれていただくように、半ば無茶ぶりしたのでした。

しかし、申先生が取り上げ、比較された、韓国と奄美双方のシャーマニズムは、ことのほか類似していて、なかなか興味深いものがありました。両者の本格的な比較研究はあまりなされていないので、これからの研究課題として、たいへん面白いものだと感じました。このような世界に初めて触れる学生も多いようで、興味深く話を聞いていました。

最後には、今回のプログラムの中で「映像で見る奄美」班の講師を担当して下さる、地元のコシマ・ビジュアルさんが1978年に記録された、奄美大島のシャーマンであるユタの「成巫式」の貴重な映像を鑑賞しました。

今回の短い滞在では、学生たちが地元の民俗宗教に触れることはほとんど無いと思われますが、現地で接する島の方々の精神生活の背後にあるディープな世界を少しでも知っておいてもらうのも、交流を深める意味で、大切ではないかと思いました。


2012年6月29日金曜日

ジャッジ!


末次です。

本日の授業は、写真にもありますように、2008年にNHKで放映されたドラマ、『島の裁判官 奮闘記 ジャッジ』を鑑賞することでした。

このドラマの舞台は「大美島」という架空の島ですが、ロケ地は奄美大島本島です。

ドラマの中には、奄美の自然や風物が織り込まれており、奄美大島入門には最適の作品です。

『ジャッジⅡ』まで放送されたので、ある程度は人気があったのかも知れません。

本日観たのは最終回「島人(しまっちゅ)」でした。リゾートホテルの開発に揺れる島の人々を、西島秀隆(かっこいい!)扮する裁判官が、和解に持ち込んでいく。

経済的な利益を得ることと、島の自然環境を守ること。どこでも繰り返されてきた問題がテーマでした。学生には、そこら辺のことを少し考えて欲しいなと、このドラマを選びました。

熱心に鑑賞してくれていましたので、また、感想を聞いてみたいと思います。

2012年6月22日金曜日

本日の授業

末次です。

本日は、事前授業2日目、写真のような、奄美に関する書籍を紹介しました。沖縄に関する書籍はたいへん多いのですが、奄美に関するものは、それほど多いわけではありませんが、そのうち手に入れやすいものを中心に紹介しました。

 あと、Wikipediaの「奄美大島」の項目を中心に、奄美大島本島の概要についてお話ししました。メンバーのみなさんには、直接現地で奄美を体験してもらうことが大切な目的なので、あまり頭でっかちになってもらうつもりはないのですが、事前授業では、必要最低限の知識を付けてもらおうと思っています。

あと、「ヒルナンデス」という番組の「奄美特集」の映像を見てもらい、とくに、現地で食べてもらう予定の郷土食、ひさ倉の「鶏飯」 を見てもらいました。私も何度か食べたことがあるのですが、映像でもとてもおいしそうでした。また、みんなと一緒に食べたいものです。

私も参加メンバーの顔と名前がすこしずつ一致してきました。

また、メンバーの「身近な奄美」の投稿も引き続き、掲載される予定です。お楽しみに!




2012年6月15日金曜日

授業再開!

末次です。

4月に顔合わせをして2ヶ月、いよいよ本日から事前授業が始まりました。

今日は、グループの確認、ブログの確認などをしました。

そして、現地コーディネーターの安田さんが出演している「遠くへ行きたい」をメンバーで鑑賞しました。安田さんには、メンバーの兄貴的な存在として、奄美行きをサポートしてもらいます。

事前授業を通して、メンバーには、少しずつですが、奄美のことを知ってもらいたいと思っています。

そして、せっかく一緒に行くのですから、メンバー同士がお互いのことを少しでも知ってもらうとよいと思います。

来週までの課題は「身近な奄美」ということで、メンバー自らの生活圏の中で、奄美に関するものを見つけて、それをブログに投稿してもらうことにしました。どんな奄美が登場するのか、とても楽しみです。